マッチングアプリで男女ともにHな行為を楽しみたい人は多いでしょうが、相手の女の子が性病にかかっていて、それを知らない間に移されてしまうことがあります。
病気になってしまうとどうなるのか?どういう対策を行うことができるのでしょうか?
性病とは?
性病とは、性行為を介在して、他人に感染する全ての病気について指しているものです。
男女の性器が触れ合う一般的な性行為だけではなく、オーラルセックスや肛門性交といったものに至るまで、様々です。
ですので、性器だけではなく、口や肛門といったところにまで細菌やウイルス感染しているようなこともあり、代表的なものでも複数の性感染症が報告されています。
性病の代表的な種類
クラミジア感染症
クラミジアとは、「クラミジア・トリコマチス」と呼ばれている細菌が原因となっている感染症の一種です。
喉、尿道、膣に感染し、排尿時の痛み、かゆみ、おりものの異常、喉の痛みといったことが症状として現れます。
放置していると不妊症になるようなケースもあります。
多くの場合、症状に気が付かず、知らない間に感染症を移されているという病気の代表でもあります。
淋病
淋病もクラミジアと同じような症状が出るものであり、排尿時などにおける尿道の痛み、喉の痛み、黄色い膿のようなドロッとしたものが出てくることがあります。
こちらも、男性でも女性でも不妊になりやすい傾向があり、妊娠中の女性だと破水や早産などのリスクにさいなまれるケースもあります。
症状が引いたとしても、感染がまだ完全に治っていない場合もあり、再び症状が出るケースもあります。
梅毒
かつては「不治の病」と言われていた感染症であり、潜伏期間が長く、なかなか症状がわかりにくい病気の一つです。
梅毒ポリオネーマという菌が、主に性器を通じて感染します。
最初は性器にでき物ができ、手に発疹ができるといった症状がちょっと出てすぐに消えるのですが、感染後期になると、浮腫が体中にできて、神経細胞も犯されてしまうという恐ろしい病気です。
現代では治療できるようになっているので、怪しいと思ったらすぐに抗生物質を投与してもらうといいでしょう。
HIV・エイズ
こちらは治療法がなくて不治の病と恐れられている感染症の一つです。
「ヒト免疫不全ウイルス」と言われているように、リンパ球などの免疫力を破壊するので、さまざまな感染症にかかりやすく、体が弱っていき、死んでいくようになっている病気です。
初期症状は風邪に似たようなものですが、発覚するのが非常にわかりにくいものであり、何年も潜伏期間があるのでいつうつされたかもわからない恐ろしい病気です。
現代では、ウイルスの活性化を抑える薬があるので、昔に比べると恐ろしさは減っています。
性病を予防する方法【性行為前】
事前検査が大事
最も良い方法としては、性病検査によって病気にかかっているかどうかを確認することでしょう。
検査の結果、異常がなければいいのであり、自分自身も誰かに病気を移してしまうようなことがなくなるので、安心感と責任感を両方満たすことができていいでしょう。
できる限り、リスクなくセックスを楽しみたいというのであれば、まずは病気にかかっているかどうかを調べることが一番いい手段です。
シャワーを浴びる
感染症をある程度予防するためにも、行為の前にシャワーを浴びることをお勧めします。
細菌などを事前に洗い流し、体を清潔にしておくことで性病から自分や相手を守ることに繋がります。
行為前に排尿・排便をしっかりとすませる
こちらも確実な手段というわけではありませんが、行為前に出すものをしっかりと出すことによって、余計な感染を防ぐようなことが考えられます。
性病のウイルスや原因となるものには、糞尿内に入り込んでいるケースも多くあり、それらがしっかりと外に出されているだけでも、感染しにくくなるようになっています。
できる限り清潔な状態にしておくことで、リスクを少しでも回避できるといいでしょう。
口の中を水などで流す
また、口などでオーラルセックスをしているような場合には、口の中もしっかりとうがいなどして洗うことをお勧めします。
性病の中には口内からも感染するケースがあります。
粘液から細菌が侵入しやすいものですから、しっかりと洗い流しておくことで、幾分が感染リスクを下げることが可能です。
また、口をゆすぐ際にはアルコール成分が入ったマウスウォッシュなども多少は有効に作用するケースもあります。
性病を予防する方法【性行為中】
コンドームによる感染予防
男性用のコンドームは性病感染を防ぐための定番といえる手段です。
コンドームを付けて性行為をすることで、粘膜同士の接触を防ぐことが可能であり、体内に細菌が入りにくいような環境を作ってくれます。
かなり多くの病気のリスクを下げてくれますので、手段としてはかなりいい方法です。
ただし、コンドームも万能というわけではなく、破れることや保存環境、コンドームが脱落する、などによって感染予防としての効果が減ってしまう危険性がありますので注意が必要です。
ローションを使用する
ローションも性病予防にとってはいい製品であり、効果としては膣や肛門への挿入時に抵抗を減らすために利用します。
コンドームのように直接接触することを防ぐ者ではありませんが、挿入の際にローションがあることによって、膣内の摩擦によって出血してしまうリスクを減らせます。
血液などから性病は感染しますので、これを使うことによって病気感染のリスクが減ります。
相手の性器に何かないかを確認する
性病が持っている場合、相手の性器や体などに異変があるケースがあります。
ちょっとしたできものが発生しているケースや、ぶつぶつしているようなもの、性器でなくても体に何らかの異変があるケース、匂いが普通じゃないなど。
複数の異変によって、病気かどうかをある程度判別できますので、しっかりと確認するようにしましょう。
性器などデリケートな部分のけがに注意
血液感染などをする性病ですので、やはり行為時に激しい動きや痛みを伴うようなことをして、デリケートな部分にけがをさせてしまうことは避けるようにしてください。
けがの状態によっては、性感染症以外の感染症といったリスクも存在していますので、できる限り、やさしい性行為を心がけるようにしましょう。
傷が付くか付かないかで、性病リスクについても結構な差が出てきます。
性病を予防する方法【性行為後】
排尿はしっかりとする
尿道などに性感染症の原因となる菌が入り込んでいる可能性がありますので、行為後にはしっかりと排尿することが重要です。
これだけでも尿道内に入っている細菌やウイルスを外に出せることになりますので、終わった後には念のため出しておくことが重要です。
確実ではありませんが、やらないよりはいい手段でしょう。
シャワーで洗い流す
こちらも排尿同様、確実な手段とまでは言えませんが、行為後にも体をしっかりと洗い流しておくことによって、細菌やウイルスを体内に侵入させにくくすることができます。
特に性行為した部分を入念に洗っておくといいもので、シャワーの水を入れるのにはやや抵抗がある部分もあるでしょうが、しっかりと洗い流せば感染症のリスクはより減ってくれる可能性がありますので、不安があるときには無理をしない範囲で行いましょう。
性感染症が増えているからこそしっかり予防
近年、マッチングアプリなどの流行で性感染症も広がっています。
病気になるリスクはだんだんと上がっていますので、少しでも感染しないような手段はしっかりと取っておきましょう。